香水タイプの
女性用媚薬の成分について
フェロモンなどの化学物質で女性を引きつける香水タイプの女性用媚薬の成分には、一体どのようなものが配合されているのでしょうか。
香るタイプの媚薬は、塗るタイプや飲むタイプの媚薬と比べて直接的に女性の体へ刺激を与えるものではありません。
あくまで場所や時間を選ばずに気軽に使えることがメリットなのですが、女性の性的感度を上げたりするような効果はありません。
このタイプの媚薬には基本的に女性の本能を刺激するフェロモンと呼ばれる化学物質が含まれることで有名です。
フェロモンという物質は簡単に言えば、体内で個人情報を化学物質に凝縮し、体外に放出することによって他の個体に伝えるというものです。
また女性用媚薬にはオキシトシンなど「ホルモン(hormone)」が配合されている場合もありますが、こちらはフェロモン(pheromone)とは全く異なるものです。
フェロモンとホルモンの違いについて
皆さんはフェロモンとホルモンの違いをご存知ですか?
一般の方の多くはフェロモンはホルモンのうちの一つだとか、フェロモンはホルモンのちょっとオシャレな言い方だなどと勘違いしている方も少なくはないはず。
このフェロモンとホルモンの違いについて簡単にご説明したいと思います。
まずフェロモンもホルモンもどちらも体内で生成・分泌されるものです。
ホルモンは一般的にその人間自身の機能が正常に働くように作用する化学物質です。
一方フェロモンは体内で生成された後、体液などを通じて体外へ放出されます。
このフェロモンは他の人間の行動に影響するもので、フェロモンを受けとった人間はただちに生理的反応を起こします。
つまりホルモンとフェロモンはその作用の対象が自身にあるのか他人になるのかで差別することができるのです。
フェロモンは化学的なコミュニケーションツールとして、香るタイプの媚薬になくてはならない成分なのです。